ぬこのイラストブックれびゅう

ぬこのイラストブックれびゅう

雑読猫、ぬこによるイラストブックレビュー。本との出合いにお役に立てれば幸いです。

見た目はやっぱり大事でしょ!0.1秒で好印象のテクニック

空気を読まずに0.1秒で好かれる方法。 』の

イラストブックレビューです。

編集

 

「なぜか周囲を不快にさせてしまう」「人に良い印象を持ってもらえない」
そんな悩みを抱えていた著者がたどり着いたのは、相手の右脳に直接訴えかけ、
好感を持ってもらえるような「かたち」。それを把握していれば空気を読む
必要はありません。特別な能力は不要、誰にでもできる「好かれるフォーム」を
身につけて、今日からあなたも高感度アップ!

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初対面で好感を持ってもらうなら、笑顔が一番!ですよね。でも、自分が笑顔で
いるつもりでも、相手にとっては全然笑顔に見えてなかったり。無理に作った
笑顔で、相手がかえって不快に感じてしまったりすることもあるわけです。

著者は、きっとそんな体験をされてきたのでしょう。何故だか嫌われてしまう、
という状況の中、どうしたら印象が良くなるのかと、必死に考え、調べ、実践
してきたのだそうです。その結果、多くの会社で接客業などを教える仕事をする
ことになったのです。

接客業に限らず、ビジネスシーンや家庭面においても、相手に与える印象は
いいに越したことはありません。むしろ潤滑油となるわけですから、積極的に
取り入れたいものです。

本書の良い点は、相手がどんな人なのか、どんな状況なのかなど、いろんな要素を
考えなくて良い、という点です。むしろ、何も考えずに実践する事。人間は、
第1印象においては感情が先立つそうです。扁桃体という器官が目や耳から入った
情報を判断し、大脳新皮質で正確な判断が下されます。扁桃体の判断は快か不快で、
その判断スピードは0.1秒!話し方や、相手のスピードに合わせて云々など言っている
場合ではありません。そんな時間はない!

ではどうするか。この0.1秒の間にできることは、あいてに「快」の印象を与える
のみ。そして、それはズバリ笑顔。この具体的な笑顔のやり方も説明しています。
誰からも笑顔に見える形というのは、結構大変です。自分もやってみましたが、
頬が痛い(苦笑)。続けることで、自然と笑顔が自分の表情として定着させることが
できそうです。あと個人的には頬のタルミにも効きそう…。

さて、無敵の笑顔を身に付けることができたら、次は会話術です。こちらは、
アナウンサー時代の経験を生かした「話し方」のポイントをあげています。
母音を強く喋り、声にツヤを出す、声色を三段階に使い分ける。
そして、自分自信の言葉で話せるようになるために、感情を言葉に変える
「感情日記」つけてみるなど。

人と話をするのが苦手、という人も、頑張って人と接しているのに、どうも
うまくいかないという人も、手にとってみてもらいたい一冊です。好かれるための
型を身につけ、話す言葉を日頃から自分の中に取り入れ、効果的に伝わるように、
声のトーンを上手に使い分ける。そうすることで、相手が自分に抱く印象は
変わってくるのです。

それは自分が別人になるように無理して行うものではなく、自分が相手に好感を
持ってもらえる行動をすることにより、相手も楽しい気分で共に行動することが
できるため、自分にとっても相手にとっても良いことなのです。相手が気持ちよく
感じる為の型を実践するということは、相手のことを尊重していることにも
繋がるのではないでしょうか。

すぐに実践できる好印象テクニックで、「感じのいい人」を目指していみては
いかがでしょうか。

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