ぬこのイラストブックれびゅう

雑読猫、ぬこによるイラストブックレビュー。本との出合いにお役に立てれば幸いです。

人を自発的に動かすって難しいんですけど。

めんどくさがる相手を動かす技術』の

イラストブックレビューです。

 

生意気な後輩や、指示待ち部下についイライラしてしまう。
相手との距離感がつかめずに、注意すらできない。
職場の部下や後輩とうまく付き合えないのは、あなたや
相手が悪いのではありません。コミュニケーションの技術が
足りていないからなのです。行動科学マネジメントの観点から
相手を自発的に動かす50のコツを紹介。 

 

職場で後輩ができた。部下を持つ立場になった。
そんな時、後輩が指示通りに動いてくれない、または指示をしても
動こうとしない。そんな状況になって困ってしまった、ということが
ありますか?自分はあります。
コミュニケーションが苦手な人間が苦手なのです。

自分はどちらかというと社交的な人間ではないと思います。
しかし、仕事を潤滑に運ぶためにはとても大事なツールになるのが
コミュニケーションだと思っているので、仕事と思えば
思いつく限り会話を発生させようと努力します。

そんな自分は、相手から反応がない場合が一番困るのです。
どう感じているのかを知りたくてボールを投げているのに
無反応…。このボールが嫌なのか、投げ方が気に入らないのか、
そんな気分じゃないのか。それを気にしていた時期もありましたが
この本によればそんな悩みは無用なのです。
コミュニケーションは技術である!とキッパリ言い切ります。

まあ、仕事ですから、タスクを達成するために、上に立つものの
立場から、後輩や部下が最適な行動取るように促すための
行動技術が明確になれば良いわけです。
そこに感情混ぜるとかえってややこしい。
気にすることは相手の感情的反応ではなくて、こう伝えたら
これくらい仕事が進んだ、という進捗状況、つまり事実のみで
良いと。そうすれば、仕事に注目することになるので互いに
接するのが楽になる部分もあるのではないでしょうか。

そうはいっても、多くの仕事、負荷の高い仕事を頼むことも
あります。そうした部分は、ふだんからのねぎらいや、
ちょっとした有益な情報のやりとりなど小さなコミュニケーション
というか気づかいが、効力を発揮するのではないでしょうか。

指示をするのも実行するのも人間です。
感じ方や受け取り方、処理能力の違いは千差万別です。
そんな個人能力を、最大限に引き出してあげる事ができる上司や先輩が
求められています。
個人の能力と成長を認め、その喜びを共感できる人間、
つまりコミュニケーション能力が高い上司や先輩、ということになるのでしょうね。

すでに部下がいる方には研修などで学んだり、ビジネスマナーで
普段から実践すべき一般常識の範囲では?と思う項目も多々あるかもしれませんが、
ページをめくっていけば意外と頭でわかっていても実行が
伴っていない部分に気がつくかもしれません。
自分も後輩、部下も大切にしながら仕事を達成していくために
力になってくれるビジネス書です。