ぬこのイラストブックれびゅう

雑読猫、ぬこによるイラストブックレビュー。本との出合いにお役に立てれば幸いです。

マナーは自信ない… そんなあなたに根本から教えます

現在では冠婚葬祭をはじめあらゆるシーンでマナーやエチケットが
簡略化されているが、国際社会では通用しないケースも出てくる。

長年、冠婚葬祭の最前線で活躍してきた著者が、大人であればぜひ
とも知っておくべき、世界で通用するマナーとエチケットを、それが
生まれてきた文化的背景とともに解説する。

f:id:nukoco:20170427214611j:plain

マナーの本は実用書で良く見ますが、こちらは新書。
必要にせまられて、ではなくてどんな切り口で語られているのかな?
と興味をそそられて購入しました。

「平服でお越しください」という言葉、たまに聞きます。
周囲ではこの「平服」で失敗した~という話も耳に入ってきます。

そもそも「平服」とはなんですか?というところから
解説してくださるわけです。これは「略した礼装」であり、
普段着のちょっといいやつではありません。
私は、そのように思っておりました。思いっきり違いますね。

具体的には男性はスーツ、色はダーク系、女性でしたら肌の露出は
避ける、色もシックなものをといった決まりがあるそう。

そもそもなんで「平服」という、普段着みたいな言い回しをするの?
といった疑問にも応えてくれています。
普通の実用書と違って、ただ決まりを覚えるよりは、こうした事情や
背景を知る事でぐっと身近になりますね。

こうしたドレスコードの詳細から、食事、席次、葬儀、礼拝など
内容は多岐にわたります。
作者の子供時代から培ったベース、そして大人になって学んだ
結婚式場、葬儀場での仕事から得た、様々な知識。
そんな話が各所にちりばめられていて、楽しく読み進めることができます。

マナーを守る事で、主催者や参加者、その場所に敬意を表す。
そうすることで見えてくるものって、いったい何なのでしょうか。

相手に敬意を表すことで、自分や自分の周囲の人たちのことにも
敬意を持ってもらえるのかもしれません。
良く知らない他人同士が、人が集まる場だからこそ、このような「形」が
必要となるのかな。