ぬこのイラストブックれびゅう

雑読猫、ぬこによるイラストブックレビュー。本との出合いにお役に立てれば幸いです。

心の奥に置いておきたい 小さな愛しい出来事

ニューヨークの魔法のかかり方 』の

イラストブックレビューです。

 

人と接するのが怖いときも、心がスッと軽くなる。
そんな泣きたくなるほど愛しく感じられる話を、英語の小粋な
フレーズとともに贈る。「ニューヨークのとけない魔法」シリーズ
第8弾。 

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ちょっとした会話がそこかしこではじまる。人懐こくてお節介。
それは孤独であることを理解しているから。その時一度きりの
出会いを大切にしているのがニューヨークという街の人々。

歩いていたらバルーンアートしているおじさんに、風船で作った
虹をもらった著者。彼の生活は決して楽ではないけれど、子どもを
笑顔にしたくてこうして風船を作っているのです。

切なくて、でも温かい気持ちにさせてくれた風船売りのおじさんに
もらった虹を抱えて歩くと、今度はまた別の魔法がかかります。
通り過ぎる人が笑顔になり、「すごいね!」と話しかけてくるのです。
風船売りのおじさんは子どもだけでなく、大人までもを笑顔に
してしまったのでした。

後日、そのことを伝えようと風船売りのおじさんを探してみたけれど
二度と会えなかったそうです。なんだかおとぎ話のような、そして
心がぽわんとあたたかくなるお話です。

こうした一度きりの出会いから、心に残る瞬間が生まれる街、ニューヨーク。
孤独を胸に抱えながら、ジョークで乗り越え、日々のちょっとした
出来事や、人との出会いを大切にする彼らの、やさしい話を読むと、
なぜか自分も知らない人に親切にしてあげたり、会話を楽しんで
みたくなるのです。それは、自分もニューヨークの魔法にかかって
しまったのかもしれません。

妖しく、恐ろしい 中世の黒魔術の世界

黒魔術の手帖 』の

イラストブックレビューです。

 

飯田橋の書店で澁澤龍彦没後30年フェア、
というのをやっていました。中世ヨーロッパの絵画や
黒魔術など、当時の絵画を表紙とした多くの文庫本がズラリ。
本を開いて見れば、懐かしのフォント…。
今より少し小さくて味のある文字と、ヨーロッパの古文書に
あるような、暗くちょっぴり怖いような挿絵。
昭和の頃はこんな本を読んでいたなあと懐かしく感じました。

自分が選んだのは『黒魔術の手帖』というタイトルの文庫本。
地球が回っていると主張すれば弾劾された時代に行われていた
カバラ占星術、タロット、錬金術、妖術、サバト、黒ミサなどの
オカルティズムにまつわるエピソードを紹介したエッセイ集。

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今でこそ、マンガや物語などで使われ、馴染みもある世界ですが
発刊された当時は珍しく、読者に強烈なインパクトを与えたと
いいます。三島由紀夫も『殺し屋的ダンディズムの本と嘆賞した』とか。
(この文庫の著者あとがきより。)

中世のヨーロッパにおいて、これらのオカルト的な技術は、医術に
利用されたり、キリスト教への背徳、個人の欲望の達成など、様々な
用途で使われてきました。錬金術師などは、実際に物質を金に変えた、
と記録されているものから、お金をもらってすぐ逃げた、といった
インチキなものまで史実を元に記載。…と言いますが、この記録だって
正確とは限らないという事、こうした記述がなされた背景などを
著者は冷静に分析しています。

圧巻なのは、悪名高きジル・ド・レエ侯についての記述です。彼は悪魔に
魂を売り、多くの子ども殺している事で有名です。黒魔術や錬金術にも
力を入れ、殆どの財産をこれらの研究に注ぎます。
ジャンヌダルクと接見したこともあり、かつては信心深く敬虔なキリスト教
であったジルが、フィレンツェの魔術師プラレチと出会ってから、血を求める
悪魔へと変貌を遂げたのです。

ジルが実際に行ったと言われる幼児殺害の描写が、まあエグいこと。
今でも充分に強烈なインパクトを与えてくれます。殺害シーンの後の
屍体の愛で方もすごい。こうなる前とのギャップが激し過ぎて、同じ
人間なのにこんな風になってしまうの?と驚きと恐怖でいっぱいになります。

黒魔術や錬金術などは、不思議な現象を解明しようとするというよりは、
生きながらにして別の世界への切符を手に入れるための方法だった
ようにも感じられます。そうして手に入れたいのは向かっていきたいほど
甘美な世界なのか、シラフではやっていられないほど辛い現実の世界から逃げ出したいのか。

どんな状況で、何を思い、占星術錬金術や黒魔術などに没頭したのか。
さまざまな興味が芋づる式に発生してくるエッセイ集です。
中世ヨーロッパ時代のオカルティズムに興味のある方にはオススメです。
しかし血なまぐさい描写が苦手な方は決して手にとってはいけません。うなされます。

ぜひとも見習いたい 結婚の極意

妻は他人 だから夫婦は面白い 』の

イラストブックレビューです。

 

出会って8年、ケンカゼロ。円満夫婦の夫が送る、結婚の極意。

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学生時代に出会い、交際し、社会人になって結婚した2人の
日常を描いた漫画です。そこには夫婦が仲良く暮らすコツや、他人と
自分に対する考え方などがわかりやすく描かれています。

夫と妻、男と女。性別も違えば生きてきた環境も異なる2人。
考え方が違う事が当然なのだということを、常に頭に置くこと
が大事、と著者は述べています。

自分の主義主張を相手に押し付けないこと。同意を得られないことは
当然あるのだということを理解する。頭ではわかっているの
ですが、なかなかそうもいかない部分もあったりしますよね。
それはきっと、家族だから、夫婦だからと甘えてしまっているから。
自分の好みを相手に押し付けたり、その共感を得られないからと
イラついてしまうのかもしれません。

こちらの夫婦は、どちらかというとドライな関係にも見えるかも。
食事も基本的に別々に作って食べる、といような生活スタイル。
食費の支払いもザックリテキトー。

とはいえ、相手のする事に反対はしない。そして一緒に何か
する事で楽しみが増えている。それは互いが、自分と相手の事を
常に尊重しているから成立する事なのではないかと。

それから、2人とも器が大きい人なんだなあと思うのです。夫が腹痛で病院に
向かったときも、妻は非常に冷静な対応をしています。過剰に心配したり、世話を
焼いたりはしませんが、しっかりと付き添い、病後に必要なことを
さりげなくやってくれたりするのです。

夫の方も妻の機嫌が悪い時は、地雷を踏むでもなく、逃げ出すでもなく、
適切な対応をします。妻に状況確認、対応の提案、プラスアルファで
妻の希望するものを問う。ビジネスっぽくもあるけれども、感情が
勝ちそうな状況ほど、こうした対応は非常に効果が高いと思います。

他人との境界線をハッキリさせたりぼやけさせたり、そのあたりの
バランス感覚が上手だなぁと。それは自分の根っこというか、基準が
しっかりとしているから。そして、自分のその基準を他人に押し付けない。
他人の意見は聞くけれど、振り回されない。
夫婦マンガですが、コミュニケーションのコツが詰まった、面白くて
ためになるお話です。

この一瞬は、どこかにつながっている

主題歌  』の

イラストブックレビューです。

 

職場の同僚と、女の子のかわいさについて語り合う実加。
美術大学時代の友人たちの行く末を思いつつ、自宅で
1日限りの女の子限定カフェを開くことに。

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文庫本で140ページ程のボリュームの物語ですが、ページを
開くと『おっ』と目を引くレイアウト。よくある文庫本よりも
行数が少ない。行間が空いてる。つまり、1ページあたりの
情報量が、比較的少ないです。

内容は、二十代女子や男子の日常を、淡々と描いたもの。
美術大学出身の仲間たち、職場、それらの場所から派生してくる
知り合いの知り合い的な、また会うかもしれないけれど、もう
会うこともないような人たち。彼氏、友人、友人の親、変な男。

女の子1人が毎日生きていくだけで、実に様々な人が関わり、
日常はドラマチックなような、そうでもないような感じで過ぎていく。
10代みたいなキラッキラな輝きはなく、
なにかを少しずつ諦め始めたような部分があったり、その分
友人には諦めないで頑張って欲しいなあ、という実加の思いが
この行間から漂っては抜けていくようです。

実加はかわいい女の子が大好きで、会社のバイトだろうが、レストランの
ウェイトレスだろうが、眺めて分析するのが好き。そして雑誌プレイボーイ
まで購入し、グラビアをじっくりと眺める。
この心理は理解できます。美しい女性は、絵画のように、宝石のように
鑑賞する価値がある。そしてその美しく感じる部分が、人によって
異なるからこそ、他人との美についての意見交換はおもしろいのです。
新たな美的ポイントを知ることは、新たな自分の発見にも繋がるから。

実加が自宅で開催した女の子限定カフェ。ここに集まった、
あらゆる女の子たち。実加が毎日過ごしているような日常が
ここに参加している女の子たち全員に、それぞれにある、という
非常にシンプルな事実に気づかされます。
彼女たちも、仕事をし、食事をし、家族や彼氏と夜を過ごし、
また友としてこうして時を共に過ごしているのです。

なんてことのない、奇跡のような時間。その一瞬は、次の奇跡へ
確実につながっている。日常はそんな奇跡の連続で成り立って
いるのです。そんなことを気づかせてくれるような物語です。

読めば読むほど好きになる 稀有な物語

書店ガール 6(遅れてきた客) 』の

イラストブックレビューです。

彩加が取手の駅中書店の店長になってから一年半。ようやく
仕事が軌道に乗り始めたと感じていたところ、本社から突然の
閉店を告げられる。
書店を舞台としたお仕事エンタテイメント第六弾。

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書店員を中心とした、出版社や作家など、本の作り手と売り手の
情熱と現実が詰まった書店ガールシリーズの第6弾です。
シリーズものは、徐々にその勢いが衰え、尻すぼみになりがち…
というイメージを完全に覆し、どの作品も時代と本、作り手と売り手、
そして買い手の立場を如実に表した、本好きな人であれば必ず
グッとくるツボを押さえた作品たちです。

今回は、取手の駅中書店の店長として抜擢された彩加が、スペースや
売り上げなど限られた条件の中で必死に工夫をこらし、成果をあげて
きているシーンからのスタート。バイトには、なんとラノベデビュー
した作家さんや、近くにある美大の学生もいることからポップや
フェアには工夫を凝らしたり、搬入や企画もバイトの裁量を重視
したりしています。それぞれがやりがいを見出せる恵まれた環境ですね。
その努力も甲斐があり、少しずつ売上が上向きになってきているところ。
そこで、本部から突然の閉店を告げられます。

大手の書店グループ内での、総括事情を検討した上での決定事項
ですから、どうにもなりません。そう、このシリーズ、個人レベルで
徹底的に頑張ってもどうにもならない状況が毎回出てきます。
それも、ただでさえ辛いのに、その中から何とかお客さんに楽しんで
もらえる点を見出して頑張るぞ!とか決意した瞬間にズドーンと落とされる。

これがね、すごく現実的だなあと思うのです。やる気があって、
なおかつ成果を出していても、会社の都合で奈落に落とされる。
ああ、事実だな、物語では済まされないレベルで話が展開されて
いるなあと、本当に身につまされ、共感してしまう。

だからこそこの作品がもっとも信頼出来、読者が頷くのだと思う
のです。登場人物が苦境を乗り越える偶然の要素は、ほんのわずか。
あとは限りなく、仕事に真摯に取り組み、妥協を許さない、彼らの
日常の姿勢の結果に他ならないのです。

もうひとつの目玉のテーマはメディアミックス。人気コミック→ラノベ
人気ラノベ→コミック、人気ラノベ→アニメ化…。最近ではよくある
形態ではありますが、昔から問題の多いジャンルでもあります。
好きな漫画が映画化?好きな小説がドラマ化?又はアニメに?映像で
見てみたら、原作のライブ感やイメージが台無し…。

そこでも、マンガ、小説、アニメなどの各媒体の見せ方やスピードなど、
どういったところをメインとして見る側に伝えていきたいのか、という
作り手側の意図がとてもわかりやすく描かれています。マンガや小説が、
映画やドラマ、アニメになる事に、個人的には非常に否定的だったの
ですが、本作を読んで少し考えを改めました。

アニメにしろ、漫画にしろ、それぞれのフォーマットにおいて最高の形で
原作を見せたい。そんな思いで、作り手はいるのだなあと。そこに、
思い込みの激しい編集者やら、アニメの製作者やらが関わってくると、
着地点がわけわかんなくなってしまうという。
この辺り、 ラノベ担当編集者対アニメ製作会社のやりとり、すごく
むかつきます。でもねえ、視聴者とか、読み手のために、って言いながら
原作の世界観を著しく変えてしまうのってどうよ?見ている者がおもしろいと
思わない作品に仕上がるのなら、それって作り手側のひとりよがりの
都合でしかないからね。

作り手それぞれの事情があり、ひとりの思いではどうにもなりません。
そこは、関係者全体がそれぞれの果たすべき役割を理解しつつ、
最終的に読者や視聴者に最高の作品を届けるためにはどうすればいいかを、
擦り合わせていくべきなのです。某ケモノアニメ問題を彷彿とさせる要素も
あり、今メディアミックスは各版元もカンフル剤として作品を押し上げる
ための有力な材料である、と判断している部分も強いでしょう。しかし、
それは製作側を疲弊させる諸刃の剣であることも念頭に置き、長期に
わたって展開させる計画を策定できる版元と編集者が、作家を消耗させる
事なく高品位な作品を、読者に供給し続ける事が出来るかどうかが、
肝となるのではないでしょうか。

生まれ変わったら、何になりたい?

なりたい 』の

イラストブックレビューです。

 誰もがみんな心に願いを秘めている。空を飛んで見たくて、
妖になりたいという者。お菓子を作りたいがために、人に
なりたいという神様。それそれのなりたいを叶えるために
巻き起こった騒動そして、そこから見つけた、若だんなの
ほんとうの願いとは。しゃばけシリーズ第14弾。

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神様たちを酒宴でもてなした若だんなは、来世は何になりたいかを
考えておくように、と神様たちから課題を与えられます。
今生では病弱で、何度も死にかけていて、妖たち仲良く
暮らしている若だんな。生まれ変わったら何になりたいのか?
考えている間にも、こうなりたい!と希望する人間や妖たちが
次々とやってきます。

いつの時代も、そして人ならぬ妖だって悩みを抱えているもの
です。不思議な事が大好きで、空を飛びたいから妖になりたい、
と願う人間。天狗の力を借りて飛んでみるのだが。裏テーマは
天狗同士の友情です。人間の寺に引っ込んだ、天狗の友人に
会いたいのに、できない。そんな天狗のジレンマを、若だんなが
上手にまとめます。天狗よし、人間よし、他の妖よし、の
三方よしの見事な策を出せるのは、それぞれの気持ちを痛いほど
理解できる若だんなだからこそ。細やかな心遣いと、それぞれの
立場への配慮が窺えます。

人の姿になり、菓子を作っては細々と売っている道祖神。時代の
移り変わりから、自分の置かれていた場所には人が通らなくなった。
ついては、お供えにもらっていたような菓子を自分で作り、人間に
売って暮らしていきたい。人間として生きていきたい、という道祖神
ところが血まみれで倒れているところを発見され、次には姿が
消えていた…。ミステリ調の展開です。

道祖神は、お菓子が好きだから作りたいのかと思っていたら、
お菓子を食べる子どもの笑顔が見たいのだ、と言います。人間に
なっても、人間を愛おしく思い、大きく包み込むように見ていて
くれているのだと思うと、なんだかじんわりと嬉しく、おなかが
温かく感じられるのです。

なりたいと願う思いは、人であれ神であれ、妖であれ、その数だけ
あるものです。望みがひとつ叶うということは、叶わなかった頃の
ものをひとつ失う事でもあります。望みを得る前の自分に戻る事が
できないとも言えるでしょう。そこまでの覚悟を持って神へ願いを
伝えているのでしょうか。神様との取引は決してやさしいものでは
ない。神様と若だんなの取り引きは、気さくながらも畏れある
やりとりで、人間たちの奢った気持ちに気づきを与えてくれるようです。
得るものと失うものは必ずあるのだ、ということを暗に教えてくれる物語です。

知らない大人の人とこんな話をしてみたかったんだ

うらおもて人生録』の

イラストブックレビューです。

 

優等生がひた走る本線のコースばかりが人生じゃない。
ひとつ、どこか、生きるうえで不便な、生きにくい部分を
守り育てて行くことも大切なんだ。『麻雀放浪記』の作者、
色川武大。麻雀界では雀聖、阿佐田哲也の名で通る。
様々な修羅をくぐってきた著者が語る、生き方論。

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戦時中に少年時代を過ごし、戦後の時代、賭場を数年渡り歩いた
後に、様々な出版社などに勤め、作家となった著者が若者に
伝えたい、生き方論とは。

大人しくて、人のやることをじっと見ている。でも参加できない。
そんな少年時代を送った後、戦時中に手作りした新聞を、学校に
見つかり無期停学処分。戦後は博打で生きていこうと決意し、
生活費も博打で稼ぐべく、賭場に出入りする…。

なかなかハードな人生を送っていらっしゃる著者。
大人しいけれども、自分の軸から外れることはしない頑固さと
見知らぬ場所でも飛び込む大胆さを併せ持っています。
麻雀界でも名を挙げている方ですから、賭け事のノウハウを持ち、
また、幾多のトラブルも乗り越えて来ている方なのだと思います。

それでも文面から漂うのは、相手をひとりの人間として、誠意を持って
若者に話をしてくれる、優しそうだけれども、どこか堅気でない空気を
醸し出しているいい歳したおじさんです。
世間一般から見ると、手本になるタイプとは言い難いかもしれません。

とはいえ、こんなにも自分と他人、世間を観察し、分析し、行動に
繋げている人間というのもなかなかいるものではありません。
作家という職業も、雀士という職業も、人の観察から場の空気まで
隅々まで読み取る事が出来るからこそ、続けていけるのでしょう。

著者が、ベースとなる子供時代から、そのベースもとに行動を
重ね、広げたり深めたりしていった青年期について、当時を振り返りつつ
そこで得たものを教えてくれます。本人が説教臭くなるのは嫌なんだ、
と言うように口調には非常に気をつけていて、押し付けがましくなく
相手(読者)のことを思い、配慮した口調で語りかけます。

だまされながらだます、前哨戦こそ大切…など、正論ばかりじゃない、
実際に生きていくうえで、大切な技術や考え方がたくさん載っています。
親や先生は教えてくれない、世の中の渡り方。
こんな話はなかなか聞けるもんじゃありません。
社会に出て、壁にぶつかった時。打ちひしがれた時。不安を抱えている時。
そんな時、優しく諭してくれる、そんな世間の先生のようなエッセイです。