ぬこのイラストブックれびゅう

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雑読猫、ぬこによるイラストブックレビュー。本との出合いにお役に立てれば幸いです。

大好きなお酒となが〜く付き合うために。

酒好き医師が教える最高の飲み方 

太らない、翌日に残らない、病気にならない  』の

イラストブックレビューです。

酒好きな医師たちが自ら実践している、太らない、翌日に残らない、
病気にならないための最高の飲み方とは。酒のパワーを最大限に
引き出す最高の飲み方を解説。

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お酒を好きな人も、好きではない人も、何かといえば付き合わされる
酒の席。私は大好きですけどね。頭の中に昭和のサラリーマンが
居座っているため、飲ミュニケーションだ、ワハハ、とかたまに
考えます。若い人に嫌がられるので、口には出しません。考えるだけ。
実際は飲み会の席では大人しいです。最初だけですけど。

楽しいメンバーと飲む時ほどお酒が進みます。鍵を持ったまま家の
玄関の前に倒れていたなど、若い頃のようなことはなくなりましたが、
それでも翌日に酒が残ることもあります。頭痛え、気持ち悪い…。
何度繰り返してもついやってしまう、それが酒好き。

楽しいお酒はストレス解消にもなりますが、飲みすぎは仕事の
パフォーマンスの低下を招きますし、恒常的な飲酒は健康にも害を
与えそうです。そこで、お酒が心身にもたらすメリット、デメリットを、
様々なジャンルの酒好き医師(ここ重要)に、話を聞きます。

つまみの食べる順番や選び方、病気にならないための飲み方、
酒にまつわる噂の真相、酒の健康パワー、やってはいけない危険な
飲み方など、多方面から酒についての最新情報を提示。

例えば、油物を最初に食べてアルコールの浸透を緩やかにする、とか
飛行機に乗る時にアルコールを摂取するのは危険である、など、
え?そうだったの?といったものからビールは認知症予防に効果あり、とか
日本酒は生活習慣病の改善に有効とか、酒飲み免罪符的なうれしい情報も。

しかし、何事も過ぎたるは及ばざるが如し。
適量を守ってこその健康効果。その適量というのが、項目ごとに
微妙に変わっているのがわかりづらいのですが、日本酒であれば
1〜2合程度。…もうちょっと飲みたいかなぁ…。

酒は飲むものだはなくて嗜むものだそうです。おいしいツマミを少しずつ
口に入れながら、酒を含み、そのマリアージュを楽しむ…。
ていうのが正しいのはわかってるんですけど、とりあえずビール!で
ゴキュゴキュ飲んでしまうので、その一口を少なめにして油モノの
つまみを食べてから、続きを飲む(できればゆっくり、たぶんムリ)。
水を頼んで、たまに飲む。これくらいならなんとか実践できそう。
店に行ってしまうとテンション上がって忘れそうなので、まずは毎日の
晩酌で実践してみます。できれば80歳になっても『毎晩日本酒1合は飲むわね』
って語るようなおばあちゃんになりたいと思っているので。

酒を飲む人、飲まない人、たくさん飲む人、少しだけ飲む人。
お酒の知識を深めることは、自分の身体を知り、守ることでもあります。
お酒を百薬の長にするか、病気の種にしてしまうかは自分次第。
賢く、楽しくお酒を楽しむための情報がつまった、自分にとっては
超実用的な一冊です。