ぬこのイラストブックれびゅう

ぬこのイラストブックれびゅう

雑読猫、ぬこによるイラストブックレビュー。本との出合いにお役に立てれば幸いです。

コーヒーとビールで生産性が向上する!?

朝のコーヒー、夜のビールがよい仕事をつくる 人生を変える飲む習慣』の

イラストブックレビューです。

 

いつも飲んでいるコーヒーとビール。
これらの飲み物で最高のパフォーマンスを発揮できる!?
コーヒーとビールに秘められたパワー明らかにし、
パフォーマンスの最大化を可能にするうまい飲みこなし方を
解説。

f:id:nukoco:20180325125316j:plain

朝にコーヒー、夜にビール。
サラリーマンならずとも多くの人が口にしている飲料。
こうした飲料が、毎日の仕事の生産性を上げるのに
役立つ、ということをご存知でしょうか?

コーヒーにはリラックス効果やダイエット効果がある。
そうした情報は良く耳にしますが、その理由を詳しく解説し、
効果を最大限に得られる飲み方を紹介しています。

コーヒーの香りによるリラックス効果とカフェインによる
覚醒効果を利用して、自律神経を上手に調節しましょう、と
本書は訴えています。
つまり、自律神経が整っている状態は体調や精神状態が
安定しているため、自分の能力を最大限に発揮できる、
ということなのです。
リフレッシュ効果を狙って飲むことはあっても、仕事の生産性を
上げるために、あえてコーヒーを飲む、という発想はなかったので
新鮮です。

一方で、朝起きぬけのコーヒーは、目覚めのホルモンである
コルチゾールを抑制してしまうため、逆に眠気やダルさを招く
場合があることや、朝食に菓子パンとコーヒーの組み合わせは
高血糖状態を招き、脳機能が低下する、といった注意も
喚起しています。

高いやる気と集中力をキープするために、計画的にコーヒー
ブレイクを取ることは質の良い仕事をするのに役立ちます。
イライラを鎮めるためにはソイラテ、ダイエットに適した
コーヒーの煎り加減など、さまざまな角度からコーヒーの
恩恵にあずかれる飲み方も解説しています。

そして、夏の友、ビール。
こちらのリラックス効果は言わすもがな、ですね。
どのお店のお客さんも「とりあえずビール」を幸せそうな表情で
飲んでいますから。そして、なんとビールには代謝をサポートする
成分もあるため、食事と上手に組み合わせることで
ダイエット作用にも期待できるということ。
ビールを飲んで痩せられるって本当ですか?最高じゃないですか!?

それから、ビールといえば痛風というイメージがあります。
しかしこれも飲み方によるもの。
実はビール自体にはプリン体の含有量はそう多くはありません。
しかし、大量に汗をかいた後にビールをガブ飲みし、プリン体
多く含む食べ物を多く摂取することでその危険性が高まるのです。
汗をかいた後にいきなりビール、ではなくビールを飲む前に
水分をこまめに補給し、プリン体の少ない食べものを組み合わせる、
などの対応で、プリン体一日トータル摂取量は調整できるのだとか。

他にも、太らないおつまみのルールや、二杯目以降が格段においしく
飲める秘訣など、美味しく楽しく効果的に飲む方法を解説。
体にも良い効果があるだなんて、ますますビールを飲むことが楽しく
なりますね。

食べものの50倍の速度で消化吸収される飲み物。
そして、毎日、何度も口にするものでもあります。
こうした日常の一部である「飲む」という行為を、心と身体の健康に
結びつけ、なおかつ仕事の能率までも向上できるということは
とても手軽ですぐに実践でき、かつ長く続けられるものだと
思います。すでに毎日飲んでいる、という人はさらにその効果を
意識しながら、時間帯や量を意識して飲めば、なおいっそう
良い仕事と良い生活習慣につながっていくのではないでしょうか。