ぬこのイラストブックれびゅう

ぬこのイラストブックれびゅう

雑読猫、ぬこによるイラストブックレビュー。本との出合いにお役に立てれば幸いです。

人生を楽しむための自由人の思考術

『自由人の脳みそ 仕事も夢も遊びも、自由に、自分の好きなように楽しむための38の考え方』の

イラストブックレビューです。

 

自由人の脳みそ  【仕事も夢も遊びも、自由に、自分の好きなように楽しむための38の考え方】

自由人の脳みそ 【仕事も夢も遊びも、自由に、自分の好きなように楽しむための38の考え方】

 

思考の癖を変えれば、人生は劇的に面白くなる!!
ベストセラー作家、日本とNYで出版社を経営、
レストランバー・ゲストハウスを世界中で展開、
インドとジャマイカフリースクール開設、
世界一周旅行2回、そしてハワイへ移住。
様々な活動をエネルギッシュこなし、家族を愛する二児の父親
でもある著者が、ジャンルにとらわれない自由人の思考術を公開。

f:id:nukoco:20171227154903j:plain

 肩書きだけでも書ききれないほど、多彩な活動をしている
著者の高橋歩さん。これだけのことをしていたら、普通の人は
人生一回じゃ足りないのでないでしょうか。

こんなにもあらゆることをやってのけるには、やはりそれなりの考え方が
必要になります。やりたいこと、欲求からはじまり行動力、覚悟、
選択、オリジナリティ、仲間、死など、38のトピックごとに
その思考術を展開します。

その行動力の原点は、スバリ『ワクワクを感じたらすぐ行動!』
というところにあるようです。潜在意識がビビッときたら、意識が
入ってくる前に行動起こす。これいい!と感じたら、今日は忙しいからな、
とかお金がなあ、とかあれこれ思い込む前に動いてしまうのです。

これを実践するには、会社に勤めていたりすると結構勇気が要りますよね…?
どうしてもリスクがないように、とあれこれ考えてから仕事って
やりますし。少なくとも自分はそうしていました。

しかし、あれこれ考えすぎるとどんどん動けなくなっていく、
というのもある意味事実です。ですからまず動き、動きながら考える。
失敗は、成功に繋げていけば、単なる経験に過ぎない。
失敗を失敗のままで終わらせるか否かは自分なのです。
うう 耳が痛い。

自分の事を振り返ってみると、若い頃は失敗して当たり前!!
と元気いっぱい仕事に取り組んでいたものですが…。
経年を重ねるにつれ、失敗してはいけないという
思いが鎧となって自分の体重くのしかかってきて、身動きが
とれなくなっていたように思います。

まさにそんな頃にこの本と出会いました。
子どもの頃の自分に出会ったような、不思議な気持ちになりました。
自分の感性を研ぎ澄まし、ワクワクを見つけたら即行動!
感性を鍛えるためにはめいっぱい遊ぶ!頭を開放する時間を作る!
え、こんなにいろいろやっちゃっていいの?と目からウロコな
項目がいくつもありました。

それは、「働いている人は自由な時間を持っていてはいけない」
「子育てをしている人は、1人でのんびりなんできるはすがない」
などなど、自分の行動を制限するような思い込みをいくつも持っていたから。
この本を読んで、こんなことやれっこないよ〜と思いつつ
なんだかウキウキしてしまっている自分を発見!

…で、会社を辞めました。
現在は本を読み、レビューを書き綴る毎日を過ごしています。
2年前の自分、よく決断したな!と褒めてあげたいです。
この本にはすごく助けてもらいました。
何度読んでも、その度ごとに心に止まる部分が違ったりして、
付箋だらけになっています。

就活中の学生さん、社会人数年目、数十年目の人。
どなたにでも参考になる箇所があると思います。
辛い思いをして働いている人には、カンフル剤となって新しい
行動を起こすことになるかもしれません。

「どうにもならない」「できるわけない」「無理だ」
「自分らしさ」「世間の常識」などなど世の中にはあらゆる思い込みを
促すような情報が溢れています。
そんな思考から開放されて、制限を設けずに、ただ心が弾む方向へ進んでいく。
喜んでいる自分を感じる。
毎日そのように過ごせることが自由人としての生き方になるのだと
思います。