ぬこのイラストブックれびゅう

雑読猫、ぬこによるイラストブックレビュー。本との出合いにお役に立てれば幸いです。

腸のおしごとを楽しく学べます

脳はバカ、腸はかしこい』の

イラストブックレビューです。

脳はバカ、腸はかしこい

脳はバカ、腸はかしこい

 

 

免疫や伝染病研究の第一人者である藤田紘一郎先生が、
脳と腸の働きについてやさしく、楽しく解説。

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生物の歴史では、40億年前にまず腸ができ、そのずっと後の
5億年前にようやく脳が誕生したとのこと。
脳との付き合いはまだ浅いために、生物は脳をうまく使いこなせて
いないと著者は主張します。

ダイエットが失敗するのも、タバコがやめられないのも、
勉強に弱いのも、腸を鍛えてないから。
脳は目先の欲求に打ち勝つ事ができません。
腸を大事にする事でドーパミンセロトニンなどが脳に運ばれ、
良好な精神状態が作られます。
うつ病の方は腸の働きが活発でないというのは、よく言われていることですよね。

自分のことを振り返ってみると、心身ともに元気な時は、
食べすぎたり飲みすぎたりすることはありません。
しかし、ストレスが強くなると、暴飲暴食したり、普段は食べない
甘いものを食べたくなったりします。
そんな時はたいてい便秘気味。元気な時に無茶食いするとすぐに
お腹を下してしまうので…。

身体にいい食べ方は腸が知っているのですね。納得です。
ラーメンカレーと牛丼が大好きな夫には「あなたはいつも脳で食べているのね」
と言ったら納得していました。
夫は食べることでストレス解消しているそうです。
とはいえ、ぼちぼちカラダがついていかない四十代。
この本を読んで、多少なりとも腸を気にして生活して欲しいものです。

先生の語り口はとてもユーモアに溢れていて、とっても楽しく
読み進めることができました。
なかでも研究の一環として?かどうかはわかりませんが、ご自身の
身体に回虫を育てていらっしゃいます。うわああ。
こちらの回虫が腸の中で着床した瞬間を、我が子を妊娠したかのように
喜び溢れる描写で綴っておられます。もうおかしくて爆笑必至。

腸のプロフェッショナルが教えてくれる、腸のおしごと。
もっと腸を大事にしなくてはいけないなあと思わせてくれた、楽しい健康書
でした。