ぬこのイラストブックれびゅう

雑読猫、ぬこによるイラストブックレビュー。本との出合いにお役に立てれば幸いです。

世界最強のシークレットサービスで「サムライ」はどう動くのか

ナイト&シャドウ』の

イラストブックレビューです。

 

ナイト&シャドウ

ナイト&シャドウ

 

 世界最強の警護官集団「シークレットサービス」での研修のため渡米した
SP首藤は初日、フォトジャーナリストの美和子と出会う。
国際テロ組織が大統領暗殺を予告し緊張が走るなか、美和子が誘拐される。
首藤は相棒バーンと共に警護を完遂し、彼女を助け出すことができるのか。
圧巻のボディガードミステリ。

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シークレットサービスのSPたちは、プライドが高く、日本から来た首藤を
バカにする。しかし、的確な判断力と、高い身体能力で、次第に周囲の
信頼を勝ち取っていく。はじめは相容れない仲間同士が、相手の能力を
認めて、一緒にやっていこうぜ、という流れが王道なのですが良いです。好き。

この首藤という男、寡黙で、非情に優秀。一昔前のヒーローみたい?
あれこれ余計なことは言わないし、言い返しもしないのですが行動で示す。
かっこいい!男だな~と感じます。その割には、女性の行動に困惑してみたり。
そんなところも人間臭くて、好感が持てます。

事件はだんだんと規模が大きくなってきますが、読者を置いていくことなく
ハラハラドキドキさせながら引っ張ってくれます。

構成とキャラクターで読ませてくれるSP物語。
しかし『ジョーカー・ゲーム』シリーズを期待して読むと・・・一段階
落ちるように思います。短編集と長編の違い、あるいは国を背負う個人、
個人を守る組織の人間という立場の違いなのかもしれません。

この首藤さんが出てくる別の話を読んでみたいです。