ぬこのイラストブックれびゅう

ぬこのイラストブックれびゅう

雑読猫、ぬこによるイラストブックレビュー。本との出合いにお役に立てれば幸いです。

「誰とでも」話せるって、大人でも難しい

誰とでも15分以上 会話がとぎれない! 話し方

そのまま話せる! お手本ルール50』の

イラストブックレビューです。

 

誰とでも15分以上会話がとぎれない話し方。
そのまま使える「お助けフレーズ」のみならず、
はずむ会話の具体例をたっぷり紹介。

f:id:nukoco:20170530124927j:plain

仕事をやめてから人間関係がガラリと変わりました。
新たに幼児のお母様方と接する機会が増えました。
さて、そこで困った事態が発生。
何を話していいかわからないのです。

仕事の時は、会社の状況やプロジェクトの進捗なんかを話題にしていれば
あっというまに小一時間は経過します。

お母様方との会話については、会社の状況とは家庭の状況を示し、プロジェクトの
進捗については子育ての進捗をあらわします。

初対面の相手に対して御社の状況は、と聞く事はできます。
ある程度ホームページで公表されてるしね。

しかし初対面のお母様に対して、家庭の状況なんて聞けないでしょ?
自分だって初対面で家庭内で問題ない?とか聞かれたら、
はあ?なんですかアナタ、とか思いますし、、

なので無難にプロジェクトの進捗状況、つまり子供があれこれできて
すごいですね、あるいはここが可愛いですね、と褒めるのが吉。

しかし、もともとあまり子育てに熱意を持たず、上の2人は保育園に
全面的に育ててもらったため、自分は子供を褒めるスキルが非常に
低いのです。我が家の家庭内に関しては夫や義母などの褒め上手な
皆様に囲まれているので問題ないですが、末娘と私の2人で出かけたら
そうはいかない。

はて困ったなあと思ったところで出会った本書。数年前に話題となった
ものの、今回は実践編に焦点を当てています。
具体的な事例が掲載されているのでわかりやすい。

こちらがある程度情報を開示してから相手に問う、とは会話の基本でありますが深く納得。

自分はいわゆる表面だけの会話を苦手としているのに、相手に対して
突っ込んだ話はしない、という難しい条件の中、自分の事は少し突っ込んで話す、
と示してくれるのには納得がいくのです。

環境が変わって会話に悩む人、コミュニケーションの方法として会話というツールを
使いこなすのに役立つのではないでしょうか。自分もたまに本書を開いて、うんうん、
と頷きながら読んでいます。