ニュースを見ているだけではよくわからない。
そんな日本の政治を、気鋭の新聞記者が
笑いを交えて、わかりやすく解説。
コミカルなマンガと、テンポの良い説明で
政治のイライラモヤモヤもスッキリ!
消費税に年金、エネルギー問題。
ニュースで結果の一部分だけがわかるけど、原因は?
経過は?そして今後の課題って?
2012年の出版で、当時は民主党が政権を握り、首相も
コロコロ変わっていた時期。震災から半年後でもあり、
各地で原発に反対するデモが行われるなど、日本中が
不安になっている状況。
消費税の10%への増税は当初の2017年実施予定から
2019年10月へ延期となったようです。
消費税増税における当時の言い分としては、海外向けには
「消費税UPして借金減らすよ」国内向けには「消費税UPして
年金出すよ」と。
どっちなんだよ!というツッコミが入りますね。
民主党はいろんな党と合併・吸収してできた党でなんと綱領がないそう。
党として「こういう政治をしたい」というベースがないってことなのです。
組織内がバラバラであるため、主張も一貫しないことがある、
という説明を読み、なるほど~と感心。
確かに発言も行動もなんだかチグハグな様子でしたよね。
ちなみに野田さんが首相でした。覚えてますか?
イギリスは消費税20%なんだとか!
そのかわりに生活用品など、優遇されるものも数多くあります。
でも日本は?10%は一律なの??
まずは政治に興味を持ち、情報を集める事。
関心を持つ事が大切であると本書は訴えます。
とはいえ、最初の一歩がなかなか出ないもの。
マンガ担当のほうの著者は、政治は詳しくわからない、
けれども子供たちのために、日本の未来は気になるという
非常に身近な立場で、政治のしくみを解説してくれます。
日本の政治の仕組みを学ぶための、最初の一歩としては
非常にとっつきやすいのではないでしょうか。
知らないようでやっぱり知らない日本のしくみ―政治のイラモヤがすっきりする! 爆笑★コミックエッセイ
- 作者: 木村恭子,カツヤマケイコ
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2012/09/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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