ぬこのイラストブックれびゅう

雑読猫、ぬこによるイラストブックレビュー。本との出合いにお役に立てれば幸いです。

この鉄道を支えている人たちに会いたくなる

「お金がないなら、知恵を出すのよ!」廃止寸前である
赤字ローカル線の再生を託されたのは、元新幹線カリス
マ・アテンダント篠宮亜佐美、31歳。
魅力あふれる企画をくり出し、体あたりで頑張る姿に社内
も次第に活気づいていく。しかし度重なるトラブルに悩ま
される社員たち。
果たして赤字回復はなるのか?

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主人公の篠宮亜佐美、31歳は物怖じしない、欠点を利点に、
お金がないなら知恵を出す。

そうした視点から赤字克服のアイデアを次々と企画。
トラブルに巻き込まれながらも、しなやかに乗り越える
姿はお見事!です。

男性職員が多い社内で、反発をもたれる事もしばしば。
しかし、相手を立てながらも一歩もひかずに仕事を
させる手腕には感心させられます。

『女性』であることが欠点になることもあるけれど、
それを逆手に取って上手に利用しています。

そんな彼女ですが、完全無欠、というわけではありません。
31歳、現在独身。どうにもならない思いに涙することも
ある、普通の女性なのです。

そんな彼女が、覚悟を持って仕事にのぞむ姿は、見ている
人に力を与えてくれます。

また、その下で働く社員たちが、ひとりひとり事情を抱えながらも
会社に未来を感じて、明るくなっていく姿がいいのです。

笑顔と活気に溢れる彼らが運行する、このローカル線に
乗ってみたいですね。

 

 

ローカル線で行こう! (講談社文庫)

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