散らかりやすい家に共通する「建築上の仕組み」
にメスをいれた、解剖図鑑シリーズ第2弾。
いつも整理の行き届いている家には、あらかじめ
「片づけやすい仕掛け」が施されているのです!!
片付けてもすぐに散らかってしまう。
モノを持ちすぎ?あるいは収納方法が良くない?
実は住んでいる「家」が原因かもしれないという
衝撃的な事実を本書は述べています。
両親、子供二人の4人家族であるとしたら、
必要な食器はこのくらい、調理器具はこのくらい。
したがって台所にはそれらの量の食器を収納するスペースが
設けられていなければならない。
これを玄関、リビング、寝室などシーン別に紹介しています。
自分も会社員時代、管理部という部署にいたことがあります。
社内の引越し作業などを手がけると荷物が多くて
毎回収まらないと大騒ぎになります。
なおかつ、重要なのは動線。
キャビネット、机、FAXやコピー機など、各人が機能的に
動けるように配置する必要があります。
家庭内における動線ももちろん重要です。
ガス代、シンク、作業台、食器洗浄機など配置する場所に
よって使い勝手がだいぶ変わることは予想できます。
また、このイラストがとてもわかりやすい。
そして、機能していない住宅の施設について、少々の皮肉を
交えながらユーモアあふれる表現で解説しています。
これから住宅購入やリフォームを考えている方、またその予定は
ないけれど、いつもちらかってしまうことに悩んでいる方に、とても
役立つと思います。